昨晩は岩手県の株式会社南部美人さんが醸す、南部美人(なんぶびじん)「大吟醸」斗瓶囲いしずく酒2019BYをいただきました。
先日紹介した、南部美人「純米大吟醸」結の香に引き続き、このお酒も由紀の酒オンライン日本酒会に南部美人の久慈さんに出ていただけることになり、冷蔵庫に余裕がないにもかかわらず購入したうちの一本です。
由紀の酒では、毎年今年の一番!と言うお酒を勝手ながら選んでおります。そのBest of the yaerの中でも、審査対象にしてしまっては、毎年これになってしまうと言うお酒を、殿堂入りしていただいています。今回紹介する「しずく酒」はまさにその殿堂入りのお酒です。
南部美人(なんぶびじん)「大吟醸」斗瓶囲いしずく酒2019BY レビュー
二本ずつ購入し、一本目の開栓は4月19日です。いつもの一合蛇の目猪口に8分目ほど注ぎます。比較的綺麗に澄んでおり、色もほとんど着いていません。
上立ち香は心地よく華やかに、デリシャスリンゴを思わせるように香ります。あ~、これです♪、これこれ!この香り。完全に我が家好みのいい香りをしています。
含むと、…、…、旨いっす。これ以外に言葉いらない。
って本当にこれだけで終わらせようとも思いましたが、何年か後に自分で見返して、何のことだかさっぱり分からないと思うので、何とか書きます。究極に好みに近くなると、言葉を失うものですね。
ほんのり綺麗な甘み。瞬時に口中から消える。「え?」。もう一度注意深く含む。「あ~美しい」。って、もう口中から消えている。これを繰り返して一合がなくなる。
翌日です。昨日のリベンジで、最初から注意深く含む。やはり、酸はさほど感じることなく、爽やかな甘みが繊細なラインを描く。見えたのは、その高貴なピント面だけで、あとは麗しく消えるローキーな背景。
もう一度極限まで神経を集中していただく。この高貴さは「アネモネ・セントブリジット」だ。繊細で美しい花脈は、肉眼を超えるほどの描写を脳裏に焼き付ける。旨いっす。
アネモネ・セントブリジット 2019-12-11撮影
SONY α7Ⅲ
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2.8/60 C MMJ
f/16、1/4sec、ISO-100、60mm、WB-6000K
この日合わせたのは、出汁巻き卵。レシピは板さん直伝。自分の手際も随分よくなり、ふわトロに仕上がるようになってきました。この自然な卵の甘味が、高貴な南部美人と融合。お試しあれ。
南部美人(なんぶびじん)「大吟醸」斗瓶囲いしずく酒2019BY データ
醸造元 | 株式会社南部美人(岩手県二戸市) |
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使用米 | 山田錦35%精米 |
使用酵母 | M310、1801、ジョバンニの調べ、他 |
日本酒度 | +5 |
酸度 | 1.4 |
アミノ酸度 | - |
アルコール度 | 17度以上18度未満 |
仕込水 | 折爪馬仙峡伏流水(中硬水) |
杜氏 | 松森淳次(南部杜氏) |
製造年月 | 2020/04 |
容量 | 720ml |
価格 | 4,200円(税別) |
購入 | 株式会社南部美人 |
南部美人(なんぶびじん)「大吟醸」斗瓶囲いしずく酒2019BYのYouTube
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