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豊盃(ほうはい)「大吟醸」つるし酒

豊盃(ほうはい)「大吟醸」つるし酒

 昨晩は青森県弘前市の三浦酒造株式会社さんが醸す、豊盃(ほうはい)「大吟醸」つるし酒をいただきました。

 知名度が上がってきて、タイミングを逃すと買えないことが多くなってきた豊盃の中でも、出品用に醸された大吟醸、いわゆる「とびっきり」です。このお酒は以前にも購入して飲んでいるのですが、何故かブログにUPもなければ、ラベルもありません。まぼろし?、いや購入したときに、「木箱は邪魔になるので必要ないです。」と言って瓶だけもらってきた覚えもあるので、現実だったはず。

 しかし、味を覚えていない。このブログの必要性を自分が一番痛感しています。ほいほい購入できる金額でもないので、しっかりと吟味し記録しておきたいと思います。

 木箱に同封されていたパンフレットには、

極寒の津軽、白い吐息の中、蔵の中にはピンと緊張感が走る。杜氏のかけ声で「つるし酒」の作業が始まる。酒袋といわれる袋に、もろみが入り、蔵人の手から手へと渡り吊される。機械の力を一切かりず、一滴づつ自然の力で落ちてくる。(別名「雫酒」ともいう)蔵人達の情熱が一つの輪になり、蔵最高峰のお酒が生まれる。その年により数量が異なる限定酒です。和みのある至福の逸品を、御賞味ください。

 とあります。その年により数量が異なる…、今年の粕歩合はいかほどだったのでしょう?、楽しみなお酒です。

 上立ち香は比較的穏やかで、リンゴのように香ります。遠くの方の一点から放射状に小出しされるかのような感じ方の香りで、派手さがない分上品です。

 含むと…なかなか形容しがたい甘味。粘度があるようにも感じるが爽やかとも言え、奥にまだ何か隠し持っていそうではあるが綺麗に感じる。温度変化でどちらかに振れそうなのも楽しい。この時点で注いだ一杯では収まらないのを覚悟する。相当いい酒です

 もう一度注意深く含む。そうか!、ストーリーは流星群なんだ!。香りからのイメージも、この味わいも小宇宙を形成している。後半のさばけも良く、僅かな余韻を残して消えていきます。

 メモを取っているうちに少し温度が上がったかな?、もう一度ゆっくり含む。想定していたような粘度の増幅や、奥の複雑さはまったく変化することなく、どちらとも言えないような小宇宙は相変わらず。くずれないと言う意味では、このお酒のポテンシャルを感じます。

 今度は冷えたグラスに少量注ぐ。品温が最初よりも下がることで、逆の変化を求めてみました。リンゴの香りがわかりやすい♪。そして含む。ああ……♪、冷えていると流石に違う。引き締まった爽やかな甘味。しかしいきなり収束。はやっ!。やっぱり流星。旨いっす。か・な・り・旨いっす。

※とびっきり部門 由紀の酒 Best of the year 2016 入賞


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豊盃(ほうはい)「大吟醸」つるし酒 データ

醸造元 三浦酒造株式会社(青森県弘前市)
使用米 山田錦39%精米
日本酒度 +3
酸度 1.5
アミノ酸度 1.4
アルコール度 16度以上17度未満
仕込水 岩木山系伏流水(軟水)
杜氏 三浦剛史、三浦文仁
製造年月 H28/04
容量 720ml
価格 5,343円(税別)
購入 ハヤシヤ

豊盃(ほうはい)「大吟醸」つるし酒に関するリンク

日本酒ガイド > 青森県 > 豊盃(ほうはい)三浦酒造株式会社

豊盃(ほうはい)「大吟醸」つるし酒に関するブログ

コーギーO次郎とまったり生活 > 乾杯!つるし酒「豊盃」

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コメント

  1. 嶋田幸一 より:

    京都市南区の御社の豊杯の販売店をご紹介下さい。

    • akira akira より:

      嶋田様、コメントありがとうございます。残念ながらこのサイトは豊盃オフィシャルサイトではなく、単なる日本酒好きが飲んだ感想を上げているだけです。申し訳ありませんが、京都の取り扱い店を知りません。本当にごめんなさい。よろしくお願いいたします。