昨晩は三重県の若戎酒造株式会社さんが醸す、義左衛門(ぎざえもん)「純米吟醸」三重山田錦BLACKをいただきました。
JR名古屋高島屋にて試飲し、気に入ったこの商品を購入してきました。ちょうど伊勢志摩サミットに提供されるお酒の概要も正式発表された日です。この時には作(ざく)の情報しか伝わっておりませんでしたが、※1.外務省の正式発表を見るとこのお酒も提供されたようです。
三重県産山田錦について調べました。等級は特上、特等、1等、2等、3等、規格外ですが、平成25年調査で最高級の特上にランクされたのは、山田錦を栽培している33府県の中でも僅か3県で、播州山田錦(兵庫県)4.4t、阿波山田錦(徳島県)3.2t、伊賀山田錦(三重県)1.6tとなっています。
上記の三重県産山田錦についての詳細や、それにかかわる若戎酒造さんの功績は下記の※2.PDF「山田錦生産の拡大と地域農業」を参照ください。温暖化の影響も考えると、産地の北上もあるのでしょうか?。このお酒に使われている山田錦の等級はわかりませんが、三重山田錦の今後も楽しみです。
裏ラベルには、
1986年、緑深き伊賀青山の豊かな自然の地で、酒米の王様「山田錦」の栽培が復活しました。奮闘した若戎五代目蔵元・重藤久一と地元の篤農家の皆様の思いを胸に「三重山田錦」として大切に育んできました。芳醇な香り、ふくよかな味わいのお酒です。
とあります。ふくよかな味わい♪、楽しみです。
上立ち香は穏やかながら心地よく、バナナをメインにしたミックスジュースのように香ります。注いだ直後はバナナのみの印象でしたが、徐々に際立ってきたフルーツ感♪。いい香りが出ています。
含むと、ふんわりと膨らむように、優しく舌を包み込む旨味。ふっかふかに膨らんだパンのような感触です。ふつふつと出てくる優しい甘味は、炊いたご飯が口中でじわじわと甘味に変化していくかのような雰囲気。
もう一度注意深く含む。やはり甘味はどかーんと前面に出てくることはなく、小出しにされます。脳は勝手に、その甘味を探しに行く旅に出てしまいます。そして何か必ず探し出し戻ってきます。意外と複雑?。旨いっす。
若戎さんのサイトを参照していると酵母伝なるコーナーがあり、8種類の酵母を使用して、それぞれ特徴をだした「純米吟醸」シリーズがあるようです。飲み比べてみたいものです。
義左衛門(ぎざえもん)「純米吟醸」三重山田錦BLACK データ
醸造元 | 若戎酒造株式会社(京都府京都市伏見区) |
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使用米 | 三重県産山田錦60%精米 |
日本酒度 | ±0 |
酸度 | 1.9 |
アミノ酸度 | 1.3 |
アルコール度 | 15度 |
仕込水 | 青山高原伏流水(軟水) |
杜氏 | 中村貢(但馬杜氏) |
製造年月 | H28/05 |
容量 | 720ml |
価格 | 1,500円(税別) |
購入 | JR名古屋高島屋 |
義左衛門(ぎざえもん)「純米吟醸」三重山田錦BLACKに関するリンク
日本酒ガイド > 三重県 > 義左衛門(ぎざえもん)若戎酒造株式会社
↑ Coming Soon!
※1.外務省 > サミットで提供された飲料・軽食
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