昨晩は山口県の八百新酒造株式会社さんが醸す、雁木(がんぎ)「純米大吟醸」鶺鴒(せきれい)をいただきました。
2015年に雁木(がんぎ)「純米吟醸」無濾過生原酒を飲んでからの、にわか雁木ファンです。しかしいつも寄らせていただく酒販店に扱いがないので、なかなか自宅ではじっくりと飲めていません。
今回は一度やってみたかった「ふるさと納税」なるもので、見覚えのある獺祭「早田」の隣に、雁木の「鶺鴒」があるのを見つけました。クリックするのに抵抗はまったくありませんでした。
木箱に入った一升一万円のお酒と言うことで、雁木のフラッグシップと思われます。
オフィシャルサイトの商品紹介には…、
セカンドネームの「鶺鴒(せきれい)」は、蔵の前を流れる錦川の水面すれすれを一直線に滑るように翔ける鶺鴒の軌跡にも似た、清清しい飲み心地をイメージしたもの。優雅な香味で満たされた後に、きれいな余韻が一筋に続くお酒です。
とあります。滑るように翔ける鶺鴒の軌跡、楽しみです。
雁木(がんぎ)「純米大吟醸」鶺鴒(せきれい) レビュー
開栓は二ヶ月ほど前で、昨日飲み切りました。いつもの一合蛇の目猪口に八分目ほど注ぎます。色はほとんど着いておらず、綺麗に澄んでいます。
上立ち香は、心地よく華やかに、メロンを思わせるように香ります。比較的華やかではあるものの揮発感もなく、非常にバランスの良い、我が家好みの香りです。
含むと、何と言う美しさ。旨い!。ここのところ飲んでいるお酒が、季節的にとびっきりで良いお酒ばかりなのですが、その中にあってもまったく遜色なく、いやむしろ秀でていると言える酒質。とにかく後半の消え方が秀逸です。
酸の押し出しはほとんどなく、ほのかな甘みが口中を一閃。これか~、これが商品紹介にあった「滑るように翔ける鶺鴒の軌跡」か。
もう一度注意深く含む。このピュアな質感、これはネリネ・ビアンカパーラだ。白の中に確実に存在する白の上品な階調。花弁の細かい粒々はキラキラと輝いて見えます。旨いっす。

ネリネ・ビアンカパーラ 2019-11-13撮影
SONY α7Ⅲ
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2.8/60 C MMJ
f/2.8、1/3000sec、ISO-100、60mm、WB-5200K
この日合わせたのは、姫筍とタラの芽の天ぷら。抹茶塩でいただきました。タラの芽のほろ苦さ、姫筍のコリコリした食感にほんのり塩味。これが雁木の綺麗な甘みと融合していました。お試しあれ。
特別賞 由紀の酒 Best of the year 2020 金賞受賞
雁木(がんぎ)「純米大吟醸」鶺鴒(せきれい) データ
醸造元 | 八百新酒造株式会社(山口県岩国市) |
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使用米 | 山口県産山田錦35%精米 |
使用酵母 | 山口酵母9H |
日本酒度 | +4 |
酸度 | 1.7 |
アルコール度 | 16度以上17度未満 |
杜氏 | 小林久茂(兼蔵元) |
製造年月 | 2019/11 |
容量 | 1.8L |
価格 | 10,000円(税別) |
購入 | 山口県岩国市ふるさと納税 |
雁木(がんぎ)「純米大吟醸」鶺鴒(せきれい)のYouTube
雁木(がんぎ)「純米大吟醸」鶺鴒(せきれい)に関するリンク
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2015/11/26 雁木(がんぎ)「純米吟醸」無濾過生原酒

雁木(がんぎ)「純米吟醸」無濾過生原酒
山口県の八百新酒造株式会社さんが醸す、雁木(がんぎ)「純米吟醸」無濾過生原酒を飲んだ感想。心地よい甘味が、嫌味なく酸とバランスをとり広がってきます。平面状の広がりでなく、立体的に深みをも感じさせるよう。
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