昨晩は福井県の久保田酒造合資会社さんが醸す、鬼作左(おにさくざ)「純米」山田錦ひやおろしをいただきました。この商品は父の友人がお土産に買ってきてくれたものです。感謝♪。
鬼作左(おにさくざ)についてはラベルや箱書きにありましたので抜粋します。「鬼作左」とは天正3年(1575)長篠の合戦の折、陣中から妻あてに書いた「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」という日本一短い手紙で知られる戦国武将本多作左衛門のことである。「主君にとって一番良いと思うことをやり抜く」という信念を頑なに守り続けた徳川家康の忠臣である。勇猛で短気な頑固者だが、自分のことを捨てひたすら主君家康の為に尽くした作左衛門を領民は親しみを込めて「鬼作左」と呼んだ。尚、手紙の中のお仙とは後の越前丸岡城主本多成重のことである。
使用米の山田錦についてもラベルや箱書きにありましたので引用します。
「米を育てた水田の水でご飯を炊くと美味しい」とか。では、酒の仕込み水で育てた米で醸造すれば美味しい酒が出来ると考えました。久保田酒造では仕込み水を始め酒蔵で使う全ての水を、厚さ150mの岩盤を掘り抜き、地下200mから汲み上げてています。そこで同じ水系の水を使える蔵の隣の水田で山田錦を作りました。朝夕冷たい水を補い細心の注意を払って採れた良質の酒米を低温でゆっくりと醗酵させて出来上がった辛口の純米酒。酒蔵で静かに熟成し、山田錦独特の味に深みのあるキレの良い酒に仕上がりました。
とあります。山田錦独特の味に深みのあるキレ…、楽しみです。
上立ち香は、非常に穏やかで明確でないものの、バニラのように香ります。注意して香りを探っても、やはりミルク系の香りがします。最近感じたことのない香りでちょっと新鮮です。
含むと、比較的しっかりとした旨みが、最初から舌に乗っかってくるが、それがまったく嫌味がありません。甘味を探しているうちに収束を迎える。
もう一度注意深く含む。やはり甘味を感じる前に、ふんわりと柔らかめの旨みが舌を包みます。これくらいの精米歩合だと、米の糠のような雑味を感じたりしますが、まったくもって綺麗に乗ってきます。なんだ?これ?、濃いと表現するのも少し違うような中庸な旨み。後半は適度に伸びを見せつつ切れ上がっていきます。旨いっす。
茄子の生姜焼きと飲んでいましたが、茄子の旨みも良くわかりました。これからは、こんなお酒が好まれるようになってくる気がします。
鬼作左(おにさくざ)「純米」山田錦ひやおろし データ
醸造元 | 久保田酒造合資会社(福井県坂井市丸岡町) |
---|---|
使用米 | 自社栽培山田錦70%精米 |
日本酒度 | +11.8 |
酸度 | 1.9 |
アミノ酸度 | 1.2 |
アルコール度 | 17度 |
仕込水 | 九頭竜川支流竹田川伏流水 |
杜氏 | 上出博栄(能登杜氏) |
製造年月 | H28/09 |
容量 | 720ml |
価格 | 1,408円(税別) |
購入 | いただきもの |
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2016/09/08 「ひやおろし」と秋の味覚
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