先日開栓して凄まじい勢いでなくなったお酒の紹介です。静岡県の磯自慢酒造株式会社さんが醸す、磯自慢(いそじまん)「特別純米」山田錦58をいただきました。
このお酒は、由紀の酒突撃隊長のMASAさんにお願いしたものです。他にも磯自慢シリーズとしていろいろ購入してきてもらったので順に紹介していきます。
磯自慢の特別純米の中でも山田錦を使用したものは、青春(サミュエル・ウルマン)をNETの画像で確認していますが、これにはその「青春」の片ラベルではなく、山田錦58と書かれています。青春が磯自慢取扱店の中でも全国5店舗のみの限定出荷と聞いているので、別バージョンなのかもしれません。
さて、例によって裏ラベルの文言も引用しておきます。
特別純米磯自慢PBは、酒造好適米、特A地区東条山田錦を吟醸規格まで精米して、南アルプス白峰三山、間ノ岳を源泉とする名水、大井川伏流水を用いて、冷蔵仕込室で低温でゆっくり醗酵させます。長年蓄積した磯自慢流麹造りと優良な酵母(自社保存)を利用、丹精を込めて手造りいたしました。颯爽としたフルーティーな香りと、まるい味わいとのバランスを、冷やしたまま(あまり冷やし過ぎない温度帯で)ご賞味下さい。
とあります。颯爽としたフルーティーな香りと、まるい味わいとのバランス♪、楽しみです。
開栓は一か月半ほど前となります。いつもの一合蛇の目猪口に八分目ほど注ぎます。比較的綺麗に澄んでおり、色もほとんど着いていません。
上立ち香は、穏やかながら心地よく白桃を思わせるように香ります。特別純米と言っても、十分吟醸を名乗ることが出来る58%精米だけのことはあります。いい雰囲気の香りです。
最初の一口は何も考えずに含んで、飲み込む。直後には深く息を吐きだしながら、気持ちが落ち着いていくのがわかる。至福のひと時。
今度は少し味わってみる。心地よく鼻に抜ける、綺麗な白桃。味わいは磯自慢らしくすっきりとしており、ほんのりとした甘味がふつふつと膨らんでくる。酸はほとんどそれと感じさせることはなく、後半も足早に捌け、余韻も短い。
もう一度注意深く含む。わぁ、綺麗、ん?このこの瞬間の美しさ!。これは、先日仕事から帰宅して車から降りたとき、偶然見ることができたふたご座流星群だ。大三角形を横切るように走った二筋の流星。これほど見ることができるのならと、しばらく見上げていたが、結局5分ほどいつものオリオン座を眺めるだけでした。旨いっす。
この日合わせたのは、鶏つみれ鍋。もも肉のような弾力はないが、あっさりとした味わいの中に生きる柚子の風味。これが磯自慢の綺麗な甘みにマッチしていました。お試しあれ。
磯自慢(いそじまん)「特別純米」山田錦58 データ
醸造元 | 磯自慢酒造株式会社(静岡県焼津市) |
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使用米 | 兵庫県特A地区東条産山田錦58%精米 |
使用酵母 | 自社保存酵母 |
日本酒度 | +4~+6 |
酸度 | 1.2 |
アルコール度 | 15度以上16度未満 |
仕込水 | 大井川伏流水(軟水) |
杜氏 | 多田信男 |
製造年月 | 2018.02 |
容量 | 1.8L |
価格 | 3,473円(税別、遠方は送料の違いあり) |
購入 | 磯自慢酒造株式会社 |
磯自慢(いそじまん)「特別純米」山田錦58 YouTube
磯自慢(いそじまん)「特別純米」山田錦58に関するリンク
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2018/05/23 磯自慢(いそじまん)「吟醸」生酒原酒
静岡県の磯自慢酒造株式会社さんが醸す、磯自慢(いそじまん)「吟醸」生酒原酒を飲んだ感想。こちらの気持ちまで穏やかにしてくれる優美なたたずまい、これは!、ブルーの着物を召した夏目雅子さんだ!。色素のブルーではなく波長によるブルーのモルフォ蝶をも連想させる。
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