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風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」キヌヒカリ笊籬(いかき)採り

風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」キヌヒカリ笊籬(いかき)採り

 昨晩は奈良県の油長酒造株式会社さんが醸す、風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」キヌヒカリ笊籬(いかき)採りをいただきました。

 久しぶりに風の森が飲みたくなったので、キヌヒカリの笊籬(いかき)採り、愛山や雄町のしぼり華など、3本購入してきました。順に紹介していくシリーズ第一弾です。

 初めて自宅に風の森がやってきたのは、世間でブログ元年と言われる2004年。このブログでも初期からのお付き合いである風の森です。

 一年半ぶりとなる風の森の宅飲み♪、笊籬採りと言う特殊な上槽方法のお酒に感動させられた記憶がよみがえります。あの細やかな描写力♪、をまた堪能させていただきたいと思います。

 笊籬採り(いかきとり)についておさらいしておくと、ざる(笊籬)のようなスクリーンを仕込みタンクに沈めることで、圧をかけずに上澄みを作りだし、酒粕と清酒に分離する上槽方法です。

 裏ラベルの商品紹介は…、

笊籬採り(いかきとり)
 当蔵が独自に開発をした、全く新しい上槽方法です。お酒が無酸素無加圧状態で浸透し、酸化することなく醪から分離されます。溶存酸素濃度を極限まで抑え、香気成分を揮散させず、旨味を壊さず、純粋で透明感に溢れた特別な風の森です。
 奈良県産のキヌヒカリを全量使用しています。絹のようにタッチのやわらかい口あたり。お米由来のピュアな甘みと、爽やかな酸味、果実のような香りをお楽しみいただけます。

 とあります。絹のようにタッチのやわらかい口あたり♪、楽しみです。

 開栓直後です。いつもの一合蛇の目猪口に、八分目まで注ぎます。直後は細かい気泡が舞い、濁って見えるほどです。落ち着くと気泡はまわりにびっしりとついていますが、綺麗に澄んでいます。

 上立ち香は、穏やかながら心地よくマスカットを思わせるように香ります。本当に7号系?、イイ感じに香るのは商品紹介の中にある「香気成分を揮散させず…」の恩恵でしょうか。

 含むと、ファーストアタックで細かい炭酸が口中を刺激するが、少し収まると甘味がじわじわと出てきます。いいなぁ、このガス感と甘味のコンビネーション。これぞ風の森マジック!。後半も完全に消えたわけではないガス感が、爽やかさをも演出しながら収束へと向かいます。

 開栓後一週間が経過しました。気泡が舞うほどではなくなりましたが、内面にはびっしりついています。

 そして注意深く含む。穏やかになった炭酸の刺激。その隙間からこぼれでてくる甘味は、開栓直後より幾分わかりやすくなりました。なるほど~笊籬採り!。篩(ふるい)から出てきた微細な甘みは、何とも可愛らしい。風の森でしか味わえないオンリーワン。旨いっす。

 この日合わせた中でもっとも印象的だったのは、ペコリーノ・ロマーノ(チーズ)。やや強めの塩味、丸みのある旨味が、風の森のこぼれ出てくる甘味とマッチしてました。お試しあれ。

 風の森のキヌヒカリ(KN45)は、※1.2009年に由紀の酒Best of the yearのコストパフォーマンス部門に輝いています。残念ながらオフィシャルサイトには「2018年をもって終売とさせていただきました。」とありますので、キヌヒカリは酒販店に残っている分のみかもしれません。まっ、他のも旨いからいっか。今度は露葉風も飲んでみたいな。

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風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」キヌヒカリ笊籬(いかき)採り データ

醸造元 油長酒造株式会社(奈良県御所市)
使用米 奈良県産キヌヒカリ45%精米
使用酵母 協会7号系
発酵日数 33
アルコール度 16度
仕込水 金剛葛城山系深層地下水 硬度214mg/l(硬水)
杜氏 松澤一馬
製造年月 2018/02
容量 720ml
価格 1,750円(税別)
購入 酒のきまた

風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」キヌヒカリ笊籬(いかき)採りに関するリンク

日本酒ガイド > 奈良県 > 風の森(かぜのもり)油長酒造株式会社

油長酒造株式会社さんオフィシャルサイト

風の森(かぜのもり)「純米」秋津穂笊籬(いかき)採りに関するブログ

2010/01/01 ※1.由紀の酒 Best of the year 2009

2009/01/29 風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」キヌヒカリしぼり華

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