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ほしいずみ「大吟醸」出品酒

ほしいずみ「大吟醸」出品酒

 昨晩は愛知県の丸一酒造株式会社さんが醸す、ほしいずみ「大吟醸」出品酒をいただきました。

 岐阜の酒のひろせさんに扱いがあり、試飲させていただいた時に気に入り、非常に気になっていた銘柄です。

 丸一酒造さんの商品撮影をする機会をいただき、6月29日に蔵に行ってまいりました。このお酒はその時に何本かお願いしてきたもので、順に紹介していくシリーズ第四弾です。日本酒の消費がほぼ自分だけになっているので、少々時間がかかっています(笑)。

 1801号酵母を使った純米吟醸が非常に好みの味わいだったので、このお酒の期待も高まっています。

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ほしいずみ「大吟醸」出品酒 レビュー

 開栓は10月29日(土)で、約1ヶ月経過しております。いつもの一合蛇の目猪口に、八分目ほど注ぎます。比較的綺麗に澄んでおり、色もほとんど着いていません。

 飲用温度は低目の10℃くらいから始めました。上立ち香は心地よく華やかでメロンを思わせるように香ります。カプロン酸主体ではあるのでしょうが、何となくバランスの良い雰囲気で我が家好みです。

 含むと、…。鼻に抜ける花のような香りに気分が上がり、我を忘れそうになるが、何とか正気を保ち味わう。ピキっとピントのあった繊細な描写の綺麗な甘み。酸はかなり抑え込まれており、終始スムースに流れていきます。ラストの収まりもなかなか鋭い!。いい酒です。

 もう一度注意深く含む。この美しい発色、これはダークカラカスだ。ピントの合った部分はキリリと鋭く、しかし全体像は何ともスムースに溶けるようなボケのグラデーション。実際は本当に繊細なので、マクロ領域まで踏み込んでこその、溶ける澄んだ甘味となだらかさ。旨いっす。

ダークカラカス

ダークカラカス 2022-10-02撮影
SONY α7Ⅳ
SIGMA MC-11
Carl Zeiss Makro-Planae 2/100 ZE
f/2.8、1/15sec、ISO-100、WB-4200K、AE+11

 この日に合わせたのは、鰹だしのおでん。大根のしみ具合もなかなかで、ジュワっと旨味が広がる。秀逸だったのは紅ショウガ入りのはんぺん。細い線のほしいずみにプラスして口中を彩る。お試しあれ。


ほしいずみ「大吟醸」出品酒 データ

醸造元 丸一酒造株式会社(愛知県知多郡阿久比町)
使用酵母 1801号酵母
使用米 山田錦40%精米
日本酒度 +3.5
酸度 1.2
アミノ酸度 0.7
アルコール度 16度
仕込水 阿久比(あぐい)地区浄水ろ過(軟水)
杜氏 神谷尚宏(社員杜氏)
製造年月 2022/06
容量 720ml
価格 4,100円(税別)
購入 丸一酒造株式会社

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ほしいずみ「大吟醸」出品酒に関するリンク

日本酒ガイド > 愛知県 > ほしいずみ 丸一酒造株式会社

丸一酒造株式会社さんオフィシャルサイト

ほしいずみ「純米」に関するブログ

ほしいずみ「純米大吟醸」滔々(とうとう)
愛知県の丸一酒造株式会社さんが醸す、ほしいずみ「純米大吟醸」滔々(とうとう)を飲んだ感想。このお酒の印象は涼し気なブルー。これは、蹲(つくばい)に浮かぶ紫陽花(あじさい)だ。とうとうと流れ出る水が作り出す旨味の波紋は、美しい紫陽花をさらに神聖なものへと昇華し、止まっている画とは思えないほどの流れを感じます。
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愛知県の丸一酒造株式会社さんが醸す、ほしいずみ「純米吟醸」無濾過生原酒を飲んだ感想。この元気をくれる色合い!、これはオーニソガラムだ。背景でキラキラと光りながら乱れ飛ぶ円形の玉は、甘味と酸味。メインの花でクッキリと見せる旨味の雌しべを、六つのナイト(雄しべ)がしっかり守る。
ほしいずみ「純米」
愛知県の丸一酒造株式会社さんが醸す、ほしいずみ「純米」の感想。最初に見せるシャープな輪郭。しかし見るべきは水鏡に映った方のスイレンと気が付く。ベタ凪だからこその虚実の中に見せる美しい旨味♪。

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