昨晩は福井県の合資会社加藤吉平商店さんが醸す、梵(ぼん)「純米大吟醸」磨き三割五分槽場旬搾り無濾過生原酒をいただきました。
今年の4月に由紀の酒突撃隊長のMASAさんと、蔵に併設されている販売所を訪問してきました。この時に購入した、プレミアムスパークリング、初雪しぼりたて生原酒、寒椿をこれまで紹介してきましたが、順に紹介していくシリーズ第四弾は、磨き三割五分槽場旬搾り無濾過生原酒です。
磨き三割五分槽場旬搾り無濾過生原酒の商品説明としてオフィシャルサイトには、旬しぼり・無添加という、自然に流れ出た一滴一滴を集めた純米大吟醸の生原酒です。香り高く、フレッシュな旬の旨さをご堪能ください。とあります。
この説明からすると槽搾りで圧をかける前ということになるのでしょうか?。楽しみです。
開栓直後です。いつもの一合蛇の目猪口に八分目ほど注ぎます。ラベルにはオリを含んでいますと書かれていますが、この時は上澄みが取れたのか?、綺麗に澄んでおり、色もまったく着いていません。
上立ち香は、比較的華やかにメロンを思わせるように香ります。おお、梵のイメージからすると少し意外で、このしゃっきりメロンはフレッシュで爽やかなイメージです。
含むと…、なるほど~、香りのイメージ通りメリハリのある爽やかな甘み。35%精米と言う、本来であればとびっきり(これ以上ない)大吟醸の綺麗さを想定しますが、超吟や団と言う20%精米がそれにあたるため、狙ってのメリハリか?。しかし後半はさすがの梵、綺麗に引き上げていきます。
もう一度注意深く含む。甘いのに切れる!。何と言う危険な酒なんでしょう。2014年に由紀の酒Best of the year になった、南部美人の大吟醸純米仕込みを思い出します。余韻長めの南部美人に対し、切れ方は多少刹那的。旨いっす。
この日合わせたのは、自分の定番メニュー「アクアパッツァ」。タラ、アサリ、トマト、長ネギ、しめじだけでなく、鶏もも肉を加えたらめっちゃ旨かったので、それ以来我が家のアクアパッツァには鶏が入ります。この鶏肉のもっちりした食感と旨味が、梵のフレッシュ甘味とマッチしてました。お試しあれ。
メールで要望があったので、このアクアパッツァのレシピを載せておきます。数年前に作った時は、他のレシピを参考にしましたが、何度も作るうちにオリジナルが加わっているかもしれません。
事前の仕込みは、鶏もも肉のみです。まずはソミュール液を作ります。水160cc、みりん、塩、ニンニク、ローズマリー、セージ、コショウ、を温めて溶かします。冷めたら、フォークで皮を何度もプスプスした鶏もも肉を漬け込んで冷蔵庫で数時間寝かせます。
ダッジオーブンにオリーブオイル大匙2、ニンニクで香りづけをし、仕込んでおいた鶏もも肉を適当な大きさに切り焼きます。焼き目が付いたら一旦鶏もも肉は取り出します。
適当な大きさに切った、トマト、長ネギ、しめじ、アサリ、タラの切り身を順に入れ、白ワイン、塩、コショウ、タイム、オレガノを入れ蓋をします。
水蒸気が噴き出しはじめたら、鶏肉を戻しもうひと煮立ちさせたら火を止めます。食卓で蓋を開け、最後に黒コショウをガリガリやって出来上がり。
梵(ぼん)「純米大吟醸」磨き三割五分槽場旬搾り データ
醸造元 | 合資会社加藤吉平商店(福井県鯖江市) |
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使用酵母 | KATO9号(自社酵母) |
使用米 | 兵庫県産特A地区契約栽培山田錦35%精米 |
アルコール度 | 16度 |
仕込水 | 日野川伏流水 |
杜氏 | 平野明 |
製造年月 | 2018/04 |
容量 | 720ml |
価格 | 2,500円(税別) |
購入 | 合資会社加藤吉平商店 |
梵(ぼん)「純米大吟醸」磨き三割五分槽場旬搾りに関するリンク
日本酒ガイド > 福井県 > 梵(ぼん)合資会社加藤吉平商店
梵(ぼん)「純米大吟醸」磨き三割五分槽場旬搾りに関するブログ
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