由紀の酒YouTubeチャンネル登録してね

龍力(たつりき)「特別純米」テロワール東条(とうじょう)

龍力(たつりき)「特別純米」テロワール東条(とうじょう)

 昨晩は兵庫県の株式会社本田商店さんが醸す、龍力(たつりき)「特別純米」テロワール東条(とうじょう)をいただきました。

 由紀の酒-日本酒談義-では、オンライン日本酒会を開催させていただいております。先日は龍力を楽しむ会と言うことで、龍力の蔵元、本田龍祐さんにも参加いただけました。

 先日紹介したフラッグシップの「秋津(あきつ)」、「吉川(よかわ)」に続き、このお酒もその時に用意したもので、他に「特別純米」社(やしろ)のテロワール違いを購入いたしました。順に紹介していくシリーズ第三弾は「東条(とうじょう)」で、地理的にはテロワールの中でも「社(やしろ)」と「吉川(よかわ)」の中間に位置しています。

スポンサーリンク

龍力(たつりき)「特別純米」テロワール東条(とうじょう) レビュー

 開栓は9月6日(日)で一ヶ月ほど経過しております。いつもの一合蛇の目猪口に、八分目ほど注ぎます。色はほとんどついておらず、比較的綺麗に澄んでいます。

 上立ち香は、穏やかで明確でないものの、ライチを思わせるように香ります。吉川(よかわ)の時と同様に、吟醸グラスに移し替えて初めてイメージできたライチです。開栓直後は梨のイメージでしたが、少し開いたのか?、濃くなった感じです。

 含むと、…、…、やはり綺麗。65%と言う精米歩合から脳がイメージしていたエリアをあっさりクリアし、ひとクラス上のラグジュアリー領域。中心にある骨格は真っすぐで、枝分かれする色味豊かなメリハリ輪郭を穏やかな酸が担当。後半は潔く捌けていきます。

 もう一度注意深く含む。この妖艶な色味、程よいテクスチャー。これは、マクロ撮影したベゴニアだ。三種の飲み比べでは、最もエレガントな色味。トーンはいい意味で中庸で、ピントの合ったところは細部まで美しく描写している。明快な表現。旨いっす。

ベゴニアマクロ

ベゴニアマクロ 2020-10-05撮影
SONY α7Ⅲ
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2.8/100 AEJ
f/4、1/20sec、ISO-100、WB-3600K

 この日合わせたのは、鶏そぼろ、タマゴ、鮭フレークの三色御飯。特に鮭フレークの程よい塩味が、龍力「東条」の妖艶なメリハリとマッチしていました。お試しあれ。


龍力(たつりき)「特別純米」テロワール東条(とうじょう) データ

醸造元 株式会社本田商店(兵庫県姫路市)
使用米 兵庫県特A地区東条産山田錦65%精米
使用酵母 9号系
日本酒度 +3
酸度 1.7
アルコール度 16度
仕込水 揖保川の伏流水(硬度46 軟水)
杜氏 藤原剛(南部杜氏)
製造年月 2020/09
容量 720ml×3
価格 7,000円(税別)
購入 徳丸商店

龍力(たつりき)「特別純米」テロワール東条(とうじょう)に関するYouTube


↓由紀の酒YouTubeチャンネルの登録をお願いいたします。



龍力(たつりき)「特別純米」テロワール東条(とうじょう)に関するリンク

日本酒ガイド > 兵庫県 > 龍力(たつりき)株式会社本田商店

株式会社本田商店さんオフィシャルサイト

龍力(たつりき)「特別純米」テロワール東条(とうじょう)に関するブログ

龍力(たつりき)「特別純米」テロワール吉川(よかわ)
兵庫県の株式会社本田商店さんが醸す、龍力(たつりき)「特別純米」テロワール吉川(よかわ)を飲んだ感想。この美しい凹凸感、絶妙な表情、テクスチャー。これは、ローキーで撮影したベゴニアだ。花弁はキラキラ輝き、粒感が心地よい。
龍力(たつりき)「特別純米」テロワール社(やしろ)
兵庫県の株式会社本田商店さんが醸す、龍力(たつりき)「特別純米」テロワール社(やしろ)を飲んだ感想。ふわりとしたソフトな色味、見せるところは見せるテクスチャー。これは、ハイキーに仕上げたベゴニアだ。三種の飲み比べでは、最も心地よく優しい。明るい階調の中でも存在感を見出す花弁の質感。愛らしい微笑みを連想する表現。

関連記事

コメント