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三芳菊(みよしきく)「純米吟醸」雄町限定おりがらみ

三芳菊(みよしきく)「純米吟醸」雄町限定おりがらみ

 昨晩は徳島県の三芳菊酒造株式会社さんが醸す、三芳菊(みよしきく)「純米吟醸」雄町限定おりがらみをいただきました。

 このお酒も酒仲間のみぃさんが、お土産として買ってきてくれたものです。感謝♪。先日紹介した五百万石に、山田錦とこの雄町を、順に紹介していくシリーズ第二弾です。

 ラベルにはLED夢酵母と書かれているので、この酵母についておさらいしておきます。徳島県立工業技術センターのサイトによると、従来の清酒酵母にUV-LED(紫外線LED)を照射し、変異させた株を選抜し優良な酵母を得たとのこと。リンゴのようなフルーティーな香りとすっきりした爽やかな味わいが特徴だそうです。

 今回の3本では、55%まで磨いている五百万石でも「特別純米」の表示ですが、60%精米のこの雄町は「純米吟醸」になっています。LED夢酵母の使用と造り自体にも変化があるのか?。この酵母を使用したお酒自体初めてなので楽しみです。

 開栓は二週間前です。いつもの一合蛇の目猪口に上澄み部分を五分目ほどと、別の一合蛇の目猪口にゆっくりと滓を混ぜた部分を五分目ほど注ぎました。結構黄色く色づいています。澄み方は、滓を混ぜた方でもそれほど濁らず、上澄みはそこそこ澄んでいます。

 上立ち香は、穏やかながら心地よく、ライチを思わせるように香ります。一合蛇の目猪口のヘッドスペースは約2cmほどありましたが見つけることができず、後日吟醸グラスで飲んだ時に感じたライチ。

 含むと…、うわっ、来た!。眼前にいきなり広がった酸は、全ての視界を遮ります。収束間際になってはじめて、なんとなく甘味があったかのような痕跡だけ残すも、酸のイメージが強く印象に残りません。

 食が進んでから、もう一度注意深く含む。幾分丸くなった酸に、神経が集中する。チーズと馴染み始め、奥から見えてくる雄町の旨味。おっ、変わり始めている。まだまだ変化していきそうな奥行き

 もしや、何だろう?、別次元にいざなわれているかもしれないこの雰囲気。しかしもう一つ踏み込み切れない何か。温度はいろいろ試しました。開栓後の変化で目覚め始めたので、まだ先に何かあるのか?。それとも別の食材との相性を探れとの指令か?。何とも楽しそうな課題をいただけました。しかし、今回のチャンスは残り一合もないのでここまでか。

 この日合わせたのは、三種の山羊チーズ、合鴨スモーク、ピザ。チーズが導入となり、合鴨スモークがもう少しのところまで案内してくれました。見えるかもしれない別次元の世界。旨いっす。酒仲間の皆さん、ぜひ試してエンディングが何なのか教えてくださいませ。


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三芳菊(みよしきく)「純米吟醸」雄町限定おりがらみ データ

醸造元 三芳菊酒造株式会社(徳島県三好市)
使用酵母 LED夢酵母
使用米 岡山県産雄町60%精米
アルコール度 17度
仕込水 竜ヶ岳岩清水
杜氏 馬宮亮一郎(兼蔵元)
製造年月 H29/11
容量 720ml
価格 1,550円(税別)
購入 みぃさんにいただきました

三芳菊(みよしきく)「純米吟醸」雄町限定おりがらみに関するリンク

日本酒ガイド > 徳島県 > 三芳菊(みよしきく)三芳菊酒造株式会社

三芳菊酒造さんオフィシャルサイト

三芳菊(みよしきく)「純米吟醸」雄町限定おりがらみに関するブログ

2018/03/17 三芳菊(みよしきく)「特別純米」阿波五百万石限定おりがらみ

2008/05/12 三芳菊(みよしぎく)「特別純米」阿波山田錦垂れ口生原酒

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