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黒龍(こくりゅう)「大吟醸」しずく2018

黒龍(こくりゅう)「大吟醸」しずく2018

 昨晩は福井県の黒龍酒造株式会社さんが醸す、黒龍(こくりゅう)「大吟醸」しずく2018をいただきました。

 毎年、この時期だけの贅沢として味わう黒龍の四天王。石田屋、二左衛門、八十八号、しずくの中から、順に紹介していくシリーズ第四弾!、しずくです。

 しずくをおさらいしておくと、お酒の上槽(「もろみ」を酒粕と清酒に分離する)方法が、もろみを酒袋に入れ吊るし、滴り落ちてくる「しずく」を集めたことから名付けられています。

 圧力がほとんどかからないことから清酒に雑味成分が入らず、綺麗な酒質となります。

 入手困難な黒龍の極みの酒シリーズ四天王の中でも、年に二回(6月、10月)出荷されることから、その難度は下がっていると言われています。しかし、店頭に並ぶことは相変わらず稀で、取扱店と懇意にしつつ予約をしておく必要があります。

 昨年との装いの違いは、首から「大福帳」と書かれた口上が無くなっています。毎年撮影するときに、外すか迷っていましたが、これで迷う必要がなくなりました。(笑)

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黒龍(こくりゅう)「大吟醸」しずく2018 レビュー

 開栓後一ヶ月が経過しています。いつもの一合蛇の目猪口に八分目ほど注ぎます。色はほとんど着いておらず、綺麗に澄んでいます。

 上立ち香は、比較的華やかでマスカットを思わせるように香ります。シリーズの中では、香りの強さや雰囲気が今回は二左衛門に似ています。我が家好みのいい香りが出ています。

 含むと、…、…、鼻に抜ける香りも瑞々しい。輝いているなぁ。酸の出かたも、甘味の程度も非常に軽い。昔、火いら寿を飲んで感動したときのように、キラキラしているように感じるクリスタルな甘み。後半と言うほどの時系列ではないが、ご多分に漏れずスッキリと軽快に収束。

すいとぴあ江南の水面

SONY α7Ⅲ Carl Zeiss Makro-Planar T* 60mm F2.8 C MMJ
f/2.8、1/400sec、ISO-100、60mm、WB-4500K

 もう一度注意深く含む。このクリスタル感!、これは「Carl Zeiss Makro-Planar」と言うレンズで撮影した水面だ!。キラキラと輝いている部分だけでなく、シャドー部分も含めて豊かな階調。描かれている水のプルプル感。旨いっす。

 この日、合わせたのは、鶏そぼろ、鮭、タマゴの三色ごはん。特に鮭!、ほのかな塩味と旨味を、しずくが持ち上げる。何という相乗効果。お試しあれ。


黒龍(こくりゅう)「大吟醸」しずく2018 データ

醸造元 黒龍酒造株式会社(福井県吉田郡永平寺町)
使用米 兵庫県東条産特A山田錦35%精米
使用酵母 蔵内保存酵母
日本酒度 +3
酸度 1.2
アミノ酸度 0.9
アルコール度 15度
仕込水 九頭竜川伏流水(軟水)
杜氏 畑山浩
製造年月 2018/10下
容量 720ml
価格 5,000円(税抜き)
購入 酒のきまた

黒龍(こくりゅう)「大吟醸」しずく2018のYouTube

黒龍(こくりゅう)「大吟醸」しずく2018に関するリンク

日本酒ガイド > 福井県 > 黒龍(こくりゅう)黒龍酒造株式会社

黒龍醸造さんオフィシャルサイト

黒龍(こくりゅう)「大吟醸」しずく2018に関するブログ

黒龍(こくりゅう)「大吟醸」しずく2020
福井県の黒龍酒造株式会社さんが醸す、黒龍(こくりゅう)「大吟醸」しずく2020を飲んだ感想。美しい中に存在するテクスチャー。これはプリムラ・ジュリアンだ。プリムラの中でも薔薇咲きで、陰影が作り出すグラデーションも美しい。探ると、見えてくるZEISSマクロプラナーならではの質感。

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