昨晩は静岡県の磯自慢酒造株式会社さんが醸す、磯自慢(いそじまん)「吟醸」山田錦酒友秘蔵寒造りをいただきました。
磯自慢は高級ラインも然ることながら、本醸造や吟醸が素晴らしいんですよね。この辺りを手を抜くことなく、醸す磯自慢酒造さん、一度蔵を見学させていただきたいものです。
例の如く、自分は購入先が磯自慢のお膝元というくらいしか知らないので、由紀の酒オフ会相談役のMASAさんにお願いしました。結構飲んでいるつもりだったのですが、この酒友の吟醸は初めてだったようです。結構飲んでるつもりってどれくらいか気になったので調べたところ、ブログ(2004年以降の自宅消費)20本、本サイト(由紀の酒)26本でした。
例によって裏ラベルの文言も引用しておきます。
酒友・吟醸磯自慢は酒米に兵庫県特A地区東条山田錦を使用、南アルプス間ノ岳を源泉とする名水大井川伏流水を用いて低温でゆっくりと醗酵させます。当蔵独自の麹造りとサバケの良い蒸米、さらに自社保存酵母を利用して、愛情を持って醸しました。[お飲みになるまでは必ず冷蔵庫に保管、開封後はお早めにお召し上がり下さい。]
とあります。愛情を持って醸した酒…、楽しみです。
磯自慢(いそじまん)「吟醸」山田錦酒友秘蔵寒造り レビュー
開栓は一年半ほど前で、小瓶に入れ保管しておりました。いつもの一合蛇の目猪口に八分目ほど注ぎます。色はほとんどついておらず、綺麗に澄んでいます。
上立ち香は、比較的華やかで明確にバナナを思わせるように香ります。久しぶりにはっきりと判りやすいバナナ。イイ感じです。
含むと、バナナから想定していたメリハリや粘度はほとんどなく、磯自慢らしくスッキリと喉を通ります。後から少しだけ乗る甘味。後半も引き続き、酸を感じさせることなくサラサラと切れていきます。何と言う飲みやすさ!、いい酒だぁ。
もう一度注意深く含む。心地よい含み香は、やっぱりバナナ。しかし味わいはさらさらで、本当にバナナ?。そんなバナナ!。いやこの画像にダジャレで繋げるためのバナナ連呼というわけでは、決してありません。嫌みのない、美しい花弁は時計回りに回り込み、中心部分で収束。旨いっす。

Florists’ daisy yellow 2019-11-05
SONY α7Ⅲ
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2.8/60 C MMJ
f/11、1/30sec、ISO-100、60mm、WB-3800K
この日に合わせたのは、アクアパッツァの残り汁で作った雑炊。なんせダッジオーブンの無水調理。鶏、あさり、ネギ、トマト、タラなどから出た旨味が、がっつり御飯に染み込んで最高。これが磯自慢のほんのり甘味と融合していました。お試しあれ。
磯自慢(いそじまん)「吟醸」山田錦酒友秘蔵寒造り データ
醸造元 | 磯自慢酒造株式会社(静岡県焼津市) |
---|---|
使用米 | 麹米、特A地区東条産特等山田錦50%精米 掛米、特A地区東条産特等山田錦55%精米 |
使用酵母 | 自社保存酵母 |
日本酒度 | +5~+7 |
酸度 | 1.1 |
アルコール度 | 16度以上17度未満 |
仕込水 | 大井川伏流水(軟水) |
杜氏 | 多田信男 |
製造年月 | 2018年1月 |
容量 | 720ml |
価格 | 2,250円(税別、静岡県内) |
購入 | MASAさんにお願いしました。 |
磯自慢(いそじまん)「吟醸」山田錦酒友秘蔵寒造りのYouTube
磯自慢(いそじまん)「吟醸」山田錦酒友秘蔵寒造りに関するリンク
日本酒ガイド > 静岡県 > 磯自慢(いそじまん)磯自慢酒造株式会社
磯自慢(いそじまん)「吟醸」山田錦酒友秘蔵寒造りに関するブログ
2017/01/10 磯自慢(いそじまん)「吟醸」

静岡県の磯自慢酒造株式会社さんが醸す、磯自慢(いそじまん)「吟醸」を飲んだ感想。滑らかで起伏がないかと言われると、そういうわけではないが、綺麗に舗装された真っすぐなハイウェイを、余力のあるエンジンで静かに走行していたら、気が付くと標高の高いところまで来ていたかの様。
2018/05/23 磯自慢(いそじまん)「吟醸」生酒原酒

静岡県の磯自慢酒造株式会社さんが醸す、磯自慢(いそじまん)「吟醸」生酒原酒を飲んだ感想。こちらの気持ちまで穏やかにしてくれる優美なたたずまい、これは!、ブルーの着物を召した夏目雅子さんだ!。色素のブルーではなく波長によるブルーのモルフォ蝶をも連想させる。
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