昨晩は山口県の旭酒造株式会社さんが醸す、獺祭(だっさい)「純米大吟醸」50、H28BYをいただきました。
獺祭の中でももっともスタンダードな50%精米火入れの一升瓶が普通に買えるようになってきたのは嬉しいですね。伝票の金額、1.8L、2,850円(税別)を見て、あらためてこのお酒のスペックに対するお得感を受け止めています。個体差も癖も少ないので、何がいい?と聞かれると、お勧めしやすい銘柄です。
久しぶりに購入してみて、新たな発見。写真でもわかると思いますが栓の部分が少し高くなっています。一升瓶の打栓は握力の低い女性には開け辛いものですが、そこをコインエッジにして太くすることで開けやすくなっています。
以前(2004年11月30日)の蔵元日記には4合瓶や小瓶にも、スクリューキャップでなく通常の一升瓶のような打栓を採用したことについて触れています。ある女性からの「なぜ開け辛い一升瓶タイプの打栓にするのか」についての答えとして、瓶口のねじ山が破損し破片がお客様の口を切った例を上げ、安全上の理由としています。その上で、栓抜きの使用を勧めていらっしゃいますが、ずっともやもやしていたんでしょうね~。それで終わりとならず、こうして進化しています。
開栓は一週間前です。いつもの一合蛇の目猪口に八分目ほど注ぎます。色はほとんどついておらず、綺麗に澄んでいます。
上立ち香は穏やかながら心地よく、白桃の様に香ります。開栓当日にあった麹様の香りは抜け、少し開いたのか華やかに感じます。温度が少し上がるとさらにリンゴも混ざる。
含むと、ん~♪、すっきりと甘い。甘いと言っても過ぎることはなく、ふわっとした旨みが伸びる。この旨みの雰囲気は少し意外。もう少し綺麗な印象だったが、やや旨みの幅が以前より広がっています。後半は酸が幅をきかせることはなく、足早に引き上げていきます。
もう一度注意深く含む。この旨みの広がり方、これはドライアイスの白煙だ。底面を這うように広がり、消えてゆく。いつまでも見ていられそうです。旨いっす。
表題のH28BYは、火入れのお酒で酒質が落ち着いてから出荷するとのことでしたので、上槽は8月以前と判断し、勝手に表記しております。
獺祭(だっさい)「純米大吟醸」50 データ
醸造元 | 旭酒造株式会社(山口県岩国市) |
---|---|
使用酵母 | 蔵内保存酵母 |
使用米 | 山田錦50%精米 |
アルコール度 | 16度 |
杜氏 | 西田英隆(取締役製造部長) |
製造年月 | 2017/10 TD |
容量 | 1.8L |
価格 | 2,850円(税別・箱なし) |
購入 | はせがわ酒店 |
獺祭(だっさい)「純米大吟醸」50に関するリンク
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獺祭(だっさい)「純米大吟醸」50に関するブログ
2016/04/08 獺祭(だっさい)「純米大吟醸」50
山口県の旭酒造株式会社さんが醸す、獺祭(だっさい)「純米大吟醸」50を飲んだ感想。安心感あるなぁ♪。いつ、どこで飲んでも、ややもすると自分のコンディションがどうあれ、この旨さを提供してくれそうな雰囲気まであります。まさに口上通りのきれいで新鮮な味。
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山口県の旭酒造株式会社さんが醸す、獺祭(だっさい)「純米大吟醸」50温め酒(あたためざけ)を飲んだ感想。口中で蒸発した?と思われるほど体への負担なく消える。甘味が消えるのが速いからか?少し辛口に感じ、焼き椎茸と抜群の相性を見せる。
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山口県の旭酒造株式会社さんが醸す、獺祭(だっさい)「純米大吟醸」発泡にごり酒スパークリング50を飲んだ感想。スカッと炭酸が口中の印象を支配します。その後にほのかに残る、程よい程度の甘味が可愛らしい。飲みやすい♪。
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山口県の旭酒造株式会社さんが醸す、獺祭(だっさい)「純米吟醸」遠心分離50うすにごり本生を飲んだ感想。獺祭らしい優しさが際立っているが、何となく体調を気遣ってしまいそうな、はかなさを感じる。この辺が獺祭の生酒らしさなんだろうか?。優しい甘味の後に、僅かな渋味。獺祭で若さを感じたのは初めてかな?
2006/10/03 獺祭(だっさい)「純米吟醸」遠心分離50
山口県の旭酒造株式会社さんが醸す、獺祭(だっさい)「純米吟醸」遠心分離50を飲んだ感想。優しい!ひたすら優しさを振りまいた後に残るほのかな甘味。この甘味がなくなるとき我に帰るが、目を閉じていたことに気づく。
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