変態と呼ばれる激ウマ日本酒

シェアする

激ウマ日本酒

 あなたは変態と呼ばれる日本酒があることを知っているだろうか?。

 自分が変態系と言われる日本酒に遭遇したのは、このブログを初めて間もないころなので、随分前から存在していたのかもしれない。定義というものがあるわけではないが、概ね下記のいずれかに該当する日本酒は変態系と呼ばれるようだ。

1.酸度・アミノ酸度が変態的に高い。
2.変態的な精米歩合。
3.変態的な熟成香を伴う。

くさいはうまい

 ここで注意してもらいたいのは、変態だから「まずい」と言っているわけでは決してない。むしろこの個性の虜になると、これ以外は考えられなくなるほどの圧倒的なパワーに、その日本酒の信者になってしまうほどだ。

 発酵学は奥が深い。「くさいはうまい」のである。by小泉武夫先生。

 画像から先生の書籍が購入できます。

 さあ、あなたも変態の世界へ足を踏み入れてみましょう。

 変態の世界へようこそ。

酸度が変態的に高い

酸度が高い旨口の日本酒

菊鷹「純米吟醸」

 酸度の一般的な数値がいくつなのかは他のサイトに譲るとして、1.7を超えるあたりから変態の臭いがしだすような気がする。変態系一つ目のジャンルとして、発酵がしっかり進んでいる旨口の酒がある。飲み進んで言っても後半もたつくことはない。菊鷹、長珍、悦凱陣、睡龍、大那などがこれにあたる。長期熟成をさせても非常に面白そうな酒質だ。最近の醸し人九平次も、この部類に入るかもしれない。

 これらの銘柄をしっかり扱っていて、自家熟成までしているような酒販店とは、今のうちに懇意にしておくことをお勧めする。5年ほど熟成した激旨な日本酒を、奥からそっと出してきてくれるかもしれない。

 一方、一歩間違えば「腐造」に近いような、原酒にも関わらず12度から13度とアルコール度数も上がっていない酸度が高いお酒もある。一段仕込と言うキーワードで検索すれば出てくるようなお酒だ。これはこれで面白かったのを思い出す(笑)。また現在では新政さんが、低アルコール原酒の取り組みをされている。これはもはや変態系とは呼べない別ジャンルの領域なので、別の機会に取り上げたい。

 写真の後ろに半分写り込んでいる、「妖怪酒くれ」は気にしないでいただきたい。

酸度が高い甘口の日本酒

三芳菊(みよしぎく)「特別純米」阿波山田錦垂れ口生原酒

 酸度が高い日本酒として二つ目のジャンルとなる、圧倒的な甘味のある日本酒も存在する。村祐、仙禽、三芳菊などがこれにあたる。このジャンルは、強烈な甘味を酸と共にバランスを取り、異次元の世界へといざなってくれる。


仙禽(せんきん)「純米吟醸」雄町50nude

 まだ飲んだことが無い方は、変態系の中でもここから試してみると良い。


変態的な精米歩合

 以前は純米酒を名乗る場合、精米歩合70%以下とされていたが、今はこの規定がない。飯米に近い精米歩合90%なんて言うお酒も存在する。

 そこで、より個性のあるお酒を造るためにお米を削りすぎることなく醸されたお酒を一部紹介する。

七本槍(しちほんやり)「純米」精米80生原酒
七本槍(しちほんやり)「純米」精米80生原酒

 五味のバランスよく安心感を感じながら盃が進む。さらに飲み進んでいくと、やや甘味が勝ってきてさらにスベリも良くなる。



豊盃(ほうはい)「純米」七七、七
豊盃(ほうはい)「純米」七七、七

 きっちり醗酵しきったかのようなしっかりとした造りを感じる?変わったバランスながらこの安心感は何処から来るのか。


 精米歩合の話が出たので、この系統のお酒を表現する時に使う「低精白感のない」と言う言葉をあらためて確認しておく。歩合と言う言葉がついた時に逆の数値となるため混同されがちだが、低精白、低精米の意味は同じだ。お米を磨いていないと言う意味に変わりはない。詳しくは※清水さんのサイト、マニアックでエンスーなブログの「中野社長こそ、精白の高低の意味を間違えている」をご確認いただきたい。

変態的な熟成香

 さて、この分野はもっとも変態酒の上級者にならないと理解が難しい。自分もまだこの領域には至っていないかもしれない。もちろん熟成酒はいろいろ飲んできた。達磨正宗、月桂冠、など長期熟成を想定して醸された古酒は、独特の甘味、トロンとした口当たりで格別の旨さだ。これらは別ジャンルと捉えているのだが、なっちゃった古酒にも格別に旨いものが存在する。くさウマと言うやつだ。

 このなっちゃった古酒は、主に酒販店で蔵元の意としていない熟成をしたものを指す。糖分は少ないことが多く辛ウマの熟成だ。酒販店としても、意図した熟成をしなかった場合もありそうだ。しかし古酒には状態のバイオリズムがあるので、開栓直後にやっちゃったと感じても戻って来ることがあるそう。実に奥の深い世界だ。

 特に古酒とうたっているわけではないが、蔵が管理をして熟成酒をブレンドし出荷されるお酒も存在する。状態の良いものにあたると、極上の円みを伴う。お燗をすると、さらに幸せになれる。

あとがき

 熟成酒の中には、吟醸酒を冷蔵で長期保存し円みを帯びたものもある。熟成香を伴わないこれらの長期熟成酒は、今回のテーマからは外れるものとする。

 いかがでしょうか。変態の世界を少し見ることができましたか?。一部共感できたあなたは、すでに変態の世界に片足を突っ込んでいます。リツイートぐぐたすし少しでも仲間を増やし、深いところまで一緒に覗いてみましょう。
 「普通じゃん。」と言うあなたはすでにどっぷりとこの世界にはまり、変態の世界を啓蒙していらっしゃることでしょう。はてぶして、さらなる啓蒙活動にご協力いただくとともに、コメントなどでいろいろ教えてくださいまし。

変態と呼ばれる激ウマ日本酒に関するリンク

※マニアックでエンスーなブログ > 中野社長こそ、精白の高低の意味を間違えている

↓ぽちっとお願いいたします。


日本酒ランキング

にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
にほんブログ村

この記事を気に入っていただけましたら、拡散(シェア)いただけると嬉しいです。

シェアする

フォローする

関連記事