昨晩は愛知県の内藤醸造株式会社さんが醸す、PrincessGinkgo(プリンセスギンコ)「純米」をいただきました。Ginkgoはイチョウの意味で、このお酒はイチョウの花から分離した酵母が使用されています。
先日のそぶえイチョウ黄葉まつりの時に購入してきたものですが、ブログへの掲載が図らずもここまで伸びてしまいました。
内藤醸造さんのお酒と言えば、「純米大吟醸」武陵桃源も飲んでおりますが、このブログが始まる前だったようでアップできておりません。唯一紹介できているのは、ラベルにひかれて購入した※1.飛猿(とびさる)「大吟醸」くらいか。
オフィシャルサイトや裏ラベルには、
「銀杏の郷」で全国に知られる祖父江町の、イチョウの花から分離した酵母によって醸された純米酒の誕生です。ほんのりスモーキーな香りと甘酸っぱい味わいは大人の貴女にピッタリのお酒かも?少しひやして、食前酒としてお召し上がりいただくのが最適です。
と同様の商品紹介がありました。スモーキーな香り?どんなお酒か楽しみです
開栓は一ヶ月前です。まるでイチョウのように結構な黄色い色がついています。今まで飲んだ中でこれくらい色のついたお酒は、長期熟成酒であったり、古代米を玄米で使っていたり、赤色酵母を使用していたりしました。このプリンセスギンコは60%精米の純米酒となっていますので、酵母由来の色なんでしょうか?。
上立ち香はイグサを思わせるような香りに麹香も混ざる。なるほどスモーキーと言われればそんな感じです。ん?熟成もあるのかな?。しかし長期熟成と言うほどではありません。複雑さを連想させるような香りです。
含むと、梅エキスを思わせるような酸味にライトな甘味。想像以上にすっきりと飲ませてくれます。香りからのギャップが意外です。ここまで軽いとは!。飲みやすいです。
もう一度注意深く含む。これは面白い!。梅酒じゃないの?と何度もラベルを眺める。でも原材料は米と米麹のみ。そしてこの爽やかさ!。オフィシャルサイトに書いてあった日本酒度から、勝手にトロミをも感じさせるような甘味を想定していましたが、スッキリライトです。これは口上通りにしっかり目に冷やして飲むのがお勧めです。旨いっす。
追記です。関連リンクを探していて、この酵母を共同開発した※2.あいち産業科学技術総合センターさんのPDFを見つけました。これによるとプリンセスギンコのクエン酸がとても多いことがわかります。梅エキスの正体はクエン酸でした。一般的な清酒のクエン酸量が4.0mg~10.0mg/100mlなのに対し、約10倍以上の110mg/100mlも含んでいるそうです。そして注目すべきは原酒と言う文字。何と低アル原酒でした。
PrincessGinkgo(プリンセスギンコ)「純米」 データ
醸造元 | 内藤醸造株式会社(愛知県稲沢市祖父江町) |
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使用米 | あいちのかおり60%精米 |
日本酒度 | -40 |
酸度 | 4.2 |
アルコール度 | 10度 |
仕込水 | 木曽川伏流水(軟水) |
杜氏 | 石橋清一(南部杜氏) |
製造年月 | 2015/11 |
容量 | 500ml |
価格 | 1,000円(税別) |
購入 | そぶえイチョウ黄葉まつり |
PrincessGinkgo(プリンセスギンコ)「純米」に関するリンク
内藤醸造株式会社さんオフィシャルサイト
※2.プリンセス・ギンコ – あいち産業科学技術総合センター
PrincessGinkgo(プリンセスギンコ)「純米」に関するブログ
※1.2007/02/20 飛猿(とびさる)「大吟醸」
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