
昨晩は愛知県の勲碧酒造株式会社さんが醸す、勲碧(くんぺき)「純米吟醸」夢吟香無濾過生原酒をいただきました。
オフィシャルサイトを参照すると、
水と酵母にこだわる酒蔵、江南市「勲碧酒造」は地産地消を目指し、米造りにこだわり続けます。
とある通り、勲碧酒造ではこれまでも地元産の山田錦や亀の尾を手掛けてきましたが、愛知県では奨励品種でないと言うだけの理由で等級が付かないことも。一般米として3等級を取り、本醸造に使ったりもしていたそうです。
ここで使用米の夢吟香をおさらいしておきます。2001年、 愛知県農業総合試験場作物研究部(愛知郡長久手町)と愛知県食品工業技術センター(名古屋市)が共同開発で交配を開始。「山田錦」を母株(種子親)に、若水に縞葉枯病抵抗性を付与した「育酒1764」を父株(花粉親)として交配・育成され、2008年、愛知酒117号の系統名を付し、2010年12月に品種名「夢吟香」で種苗登録申請、2011年3月に出願公表された。
耐倒伏性が優れ、縞葉枯病抵抗性を有するため、栽培安定性に優れる。また 「若水」に比べて心白が小さく、高度精白に適するとされる線状心白、点状心白の割合が「若水」に比べて高い。千粒重は26.3gで「若水」と同等で、65%又は70%精米時における砕米率は「若水」に比べて低い。粗タンパク含有率は「若水」と同等。吟醸酒用途に適した酒米で、地元江南市で、夢吟香生産組合長の稲山久男氏が生産している。
開栓後一週間が経過しています。いつもの一合蛇の目猪口に八分目ほど注ぎます。綺麗に澄んでいます。
上立ち香は、穏やかで明確でないものの、ほんのりバナナのように香ります。吟醸グラスでヘッドスペースが十分ある状態では、メロンをも思わせる香り。
含むと、このところ飲んでいる勲碧の中では、もっとも旨み濃いものの、吟醸らしく綺麗さも備えています。このお酒は蔵開放や試飲販売などで、何度か飲ませていただいていましたが、自宅でじっくりと飲んでいることが影響しているのか?、これまでに少し感じていた雑味が見事に旨みに溶け込んでいます。
もう一度注意深く含む。旨いなぁ、酸と甘味がこれまでになくバランスを取り、何の意識もすることなく喉に滑り込んできます。近寄りがたい美人ではなく、親しみやすいかわいらしさ。本当はかなり美人だったりするのだが、普段見せる天然の仕草で何とも微笑ましい。
ザ・プレミアム・モルツのCMで水原希子さんが見せた、「グラスを口にあてクリっとした大きな目の視線は右」と言う映像が思い浮かびます。この旨みにしてかろやか。惚れたっ。旨いっす。
開始から5秒のシーンです。プレモルが飲みたなったぁ、言ったらかんよ。ここは、勲碧飲んでちょぉ。
勲碧(くんぺき)「純米吟醸」夢吟香無濾過生原酒 データ
醸造元 | 勲碧酒造株式会社(愛知県江南市) |
---|---|
使用米 | 夢吟香60%精米 |
使用酵母 | 10号系酵母 |
日本酒度 | +2 |
酸度 | 1.3 |
アルコール度 | 17度 |
仕込水 | 木曽川伏流水(中軟水) |
杜氏 | 村瀬公康(兼蔵元) |
製造年月 | 2017/03 |
容量 | 720ml |
価格 | 1,400円(税別) |
購入 | 勲碧酒造株式会社 |
勲碧(くんぺき)「純米吟醸」夢吟香無濾過生原酒に関するリンク
日本酒ガイド > 岐阜県 > 勲碧(くんぺき)勲碧酒造株式会社
勲碧(くんぺき)「純米吟醸」夢吟香無濾過生原酒に関するブログ
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