昨晩は岐阜県の株式会社林本店さんが醸す、百十郎(ひゃくじゅうろう)「純米」赤面(あかづら)無濾過生原酒をいただきました。
四本購入した百十郎を順に紹介していくシリーズ第四段です。赤の地に白で隈取(くまどり)が書かれていてインパクトがあります。百十郎さんが酔ったようなラベルですが、それもそのはず!シリーズの中ではアルコール度数も17度と高めです。
無濾過生原酒なので、グランドに色がついていますが、火入れバージョンになると反転して、白のグランドに赤の隈取(くまどり)となるようです。ただでさえ目立つラベルなんですが、いろいろなスペックを揃えて並べるとインパクトありそうですね。
酒販店さんのWEBサイト情報では、12号酵母で醸されていると書かれていました。泡ありの酵母のみと記憶しているのですが、泊り込んで仕込みの経過をぜひ見させていただきたいものです。泡なし酵母の造りも見たいけど…。
オフィシャルサイトの説明では、
すっきりとした爽快な辛さと共に旨味も感じられるお酒
とあるように、日本酒度も相当切れているようで、情報では+12となっています。辛口と銘打っているお酒は久しぶりで楽しみです。
上立ち香は穏やかで、バナナの様に香ります。このバナナも、一合蛇の目猪口のヘッドスペースが少ないときには判断できませんでしたが、半分くらいまで飲み進んでスワリングし見つけた香りです。含み香も印象に入っているかもしれません。
含むと、事前情報で入ってしまっていた辛口と言うイメージはいい意味で裏切られ、丸みのある旨味が主体となり、ドライな印象はそれほど強くありません。しかしこれまで飲んだ4種類の全てのスペックに共通して言える、甘味は抑え目。
こりゃ完全に食中酒♪、ってことで、食事をすすめつつ飲む。アテは鶏もも塩焼き。ほんのり塩分が入っただけで、赤面(あかづら)は本領発揮します。鶏うめ~、酒、馴染むぅ~、鶏香ばしぃ~、酒、すすむぅ~。酒はいつしか2杯目へ…。温度も常温になっています。これか?、これなのか?、飲み飽きしないということは!。旨いっす。
普段は量を飲まない(飲めない)筆者ですが、この日は量も増えてしまいました。
んで、4種類の中では結局どれが一番好みだったのか?、白金(はっきん)はもちろん素晴らしいのですが、今回は※秋田酒こまち桜バージョンに軍配を上げます。秋田酒こまちは、精米歩合の割りに酒粕いっぱい出ちゃいましたってイメージのお酒でした。
百十郎(ひゃくじゅうろう)「純米」赤面(あかづら)無濾過生原酒 データ
醸造元 | 株式会社林本店(岐阜県各務原市) |
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使用米 | 国産米70%精米 |
アルコール度 | 17度 |
仕込水 | 長良川伏流水(軟水) |
杜氏 | 坂井俊 |
製造年月 | 2016/01 |
容量 | 720ml |
価格 | 1,298円(税別) |
購入 | 酒のひろせ |
百十郎(ひゃくじゅうろう)「純米」赤面(あかづら)無濾過生原酒に関するリンク
日本酒ガイド > 岐阜県 > 百十郎(ひゃくじゅうろう)株式会社林本店
百十郎(ひゃくじゅうろう)「純米」赤面(あかづら)無濾過生原酒に関するブログ
2016/03/23 百十郎(ひゃくじゅうろう)「純米大吟醸」白金(はっきん)
※2016/03/26 百十郎(ひゃくじゅうろう)「純米吟醸」秋田酒こまち無濾過生原酒
2016/03/30 百十郎(ひゃくじゅうろう)「純米大吟醸」黒面(くろづら)
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