昨晩は静岡県の英君酒造株式会社さんが醸す、英君(えいくん)「純米」EIKUN holicをいただきました。
英君中毒と言う名のこのお酒は、恵比寿にある日本酒バー「GEM by moto」の千葉麻里絵さんと英君酒造のコラボで実現いたしました。静岡酵母と低グルテリン米を使用することで、独特の香り成分「4mmp(4-メルカプト-4-メチル-2ペンタノン)」を出すんだそう。ワインのソービニオンブランに感じるような香りとのことです。
全国8店舗、1,500本限定で発売されました。8店舗の中に、地元一宮の「酒のきまた」さんがあったのはラッキーでした。6月8日現在で、酒のきまたさん分は全て完売だそうです。
2021-06-13追記
はせがわ酒店:在庫僅か
酒の秋山:在庫300本
2021-06-21追記
はせがわ酒店:在庫なし
酒の秋山:在庫僅か
尚、下記のデータ表には、いつにも増して細かいデータを書きましたが、出所は英さんです(笑)。あっ、種麹を聞くのを忘れたなぁ。英さん補足お願いいたします(爆)。
英君(えいくん)「純米」EIKUN holic レビュー
開栓は6月8日(火)で、ほとんど開栓直後のレビューとなります。開栓前にチルド保存したので、品温は低目からスタート。いつもの一合蛇の目猪口に八分目ほど注ぎます。色はほとんど着いておらず、比較的綺麗に澄んでいます。
上立ち香は、鮮烈に華やかで心地よく、フローラルを思わせるように香ります。正直マスカットやグレープフルーツと言う先入観があったのですが、何かの花を思わせます。HD-1(静岡酵母)単体で、こんなにもツンっと弾ける香りは初めてです。気持ち良い香りです。追記です。二日目にはライチとなりました。
含むと、…、爽やかな酸。第一印象はまさにこれで、その後ほのかな甘みがきます。後半の捌けは良好で、低タンパク米らしさがでています。
少し温度が上がって、いつもの飲用温度(10度くらいか?)。場面変化と言っても良いくらいイメージが違います。香りもマイルドになり爽やかとはまた違ったフローラル。さっきの温度では第一印象が酸でしたが、今度は甘味が少し押し返し絶妙なバランスとなっています。トータルで思い起こすと甘味は強くはないので、酸が馴染んだ印象です。
もう一度注意深く含む。これはフクシア・ローキーだ!。これまでの概念を覆すにふさわしい色のグラデーション。貴婦人のイヤリングと言われている花だが、あの青紫に入る赤い筋は、飲んだものを「マジか!」と言わすに十分。素晴らしい。旨いっす。
この日に合わせたのは、先日自分に好評だった親子丼アゲイン。鶏のもも肉は正直どんな日本酒にも合うのでしょうが、今回のテーマは概念を覆す。引き締めの山椒が爽やかで、EIKUN holicとも爽やかどうしタッグを組んでました。お試しあれ。どちらが英さんでどちらが麻里絵さんなんだろう?(笑)。
そう言えば自分が、恵比寿にある日本酒バー「GEM by moto」を訪れたのは、2019年9月。SAKETIMES編集長の小池さん、お酒ミライの神奈川建一さんとでした。また行きたいなぁ。
英君(えいくん)「純米」EIKUN holic データ
醸造元 | 英君酒造株式会社(静岡県静岡市清水区) |
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使用酵母 | 静岡HD-1 |
使用米 | みずほのか70%精米 |
日本酒度 | -4.3 |
酸度 | 2.11 |
アミノ酸度 | 0.38 |
アルコール度 | 16度 |
杜氏 | 粒來保彦 |
製造年月 | 2021/06 |
容量 | 720ml |
価格 | 3,000円(税別) |
購入 | 酒のきまた |
英君(えいくん)「純米」EIKUN holic YouTube
英君(えいくん)「純米」EIKUN holicに関するリンク
日本酒ガイド > 静岡県 > 英君(えいくん)英君酒造株式会社
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