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青煌(せいこう)「純米吟醸」山田錦生原酒

青煌(せいこう)「純米吟醸」山田錦

 昨晩は山梨県の武の井酒造株式会社さんが醸す、青煌(せいこう)「純米吟醸」山田錦生原酒をいただきました。

 このお酒は何と5年に一度の限定品と言うことで、タイミングを逃すと次回出会えるのは当たり前ですが5年後です。5年前はと言うと、ありがたくも一宮の酒房「よし亭」さんで味合わせていただいておりました。このブログは基本的に自宅で飲んだ感想ということになりますので、この山田錦の登場は初となります。いろいろな温度で楽しませていただこうと思います。

 さてこの写真ですが、瓶の透明感を出すためにバックライトを強く当てております。実はそのまま写すとこのような画にはなりません。

 裏ラベルの上に貼ってある生酒シールを一旦外させていただき撮影いたしました。

 前回同様、画像に付けた英語表記のタイトルはseikoとなっていますが、ブログのタイトルは先日紹介したラベルの表記に倣いsaykohとしております。

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青煌(せいこう)「純米吟醸」山田錦生原酒 レビュー

 開栓前にチルド室に入れしっかり冷やしました。最初の飲用温度は7~8℃くらいです。開栓は9月13日(月)で、二日経過しております。いつもの一合蛇の目猪口に八分目ほど注ぎます。色はほとんど付いておらず、綺麗な澄み方をしております。

 上立ち香は、穏やかながら心地よく、洋梨を思わせるように香ります。リンゴの雰囲気もあるような我が家好みの香りです。

 花酵母のお酒をはじめて飲んだのは、記憶が確かならば由紀の酒が始まってまもなくなので、2002年から2004年にかけてと思われます。その頃は少し醗酵が弱いのかなぁと思わせる、良く言えば繊細ですが、早く飲んであげなくてはと思わせる儚げな印象でした。花酵母研究会誕生からは20年の歳月。発酵力も増してきたのか?、安定感も感じさせてくれます。

 含むと、…、イイ!。気持ち良い酸味と、ライチを思わせる甘味澄んだ綺麗な爽やかさもありながら、メリハリのある膨らみも見せる。温度が少し上がると少しだけ爽やかさが薄れた分、膨らみが嵩高となり満足感。後半は磨きの恩恵を受け、美しく捌けていきます。新政とはまた違った酸の見せ方!、これも素晴らしい。白麹を使ったクエン酸を感じるお酒にも通じるものがありそうですが、それとは少し違うエレガントさ。

 もう一度注意深く含む。これは透かし鬼灯だ。心地よいオレンジ色のプチ甘味を、白い網目の酸が爽やかに小気味好く覆う。そしてエレガントなリフレクション!。旨いっす。

透かし鬼灯(すかしほおずき)

透かし鬼灯(すかしほおずき) 2021-09-12撮影
SONY α7Ⅲ
Carl Zeiss Apo-Sonnar 2/135 ZE
f/16、0.8sec、ISO-100、135mm、4400K

 この日に合わせたのは、親子丼。鶏肉はブロイラーだが、タマゴは名古屋コーチンのもの。いかにもなオレンジ色で味も濃く感じます。右下から浸食してくるこの旨味を、エレガントな青煌が左上からサポート。お試しあれ。


青煌(せいこう)「純米吟醸」山田錦生原酒 データ

醸造元 武の井酒造株式会社(山梨県北杜市)
使用酵母 つるばら酵母(HNG-5)
使用米 兵庫県産山田錦50%精米
日本酒度 +2
酸度 1.9
アルコール度 17度
杜氏 清水 紘一郎(兼蔵元)
製造年月 2021/03
容量 720ml
価格 1,800円(税別)
購入 リカーショップはら

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山梨県の武の井酒造株式会社さんが醸す、青煌(せいこう)「純米吟醸」雄町生原酒を飲んだ感想。甘味優勢で酸と絶妙な鈍角で交わる。瑞々しく軽快な雰囲気、この気品、これは雨中のシェイラだ。オリエンタルユリなだけに妖艶さも兼ね備え、雨滴は瑞々しく細部にまで気遣った描写を見せる。

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