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黒龍(こくりゅう)「純米大吟醸」二左衛門2017

黒龍(こくりゅう)「純米大吟醸」二左衛門2017

 昨晩は福井県の黒龍酒造株式会社さんが醸す、黒龍(こくりゅう)「純米大吟醸」二左衛門2017をいただきました。

 毎年、この時期だけの贅沢として味わう黒龍の四天王。石田屋、二左衛門、八十八号、しずくを順番に紹介していくシリーズ第二弾です。新年最初のお酒は石田屋に譲りましたが、やはり非常に気になるので開栓し飲み比べをしました。

 石田屋は黒の漆塗ですが、二左衛門は濃い朱色です。石田屋同様、一度解くとなかなか同じようには結べない帯封を引く。木箱を開けると、濃いグリーンの瓶に詰められた二左衛門がお目見え。見る限り、昨年との装いの違いはなさそうです。

 栓を封じるのは福井の伝統古布。ジャカートで「清酒黒龍斗瓶圍」と織り込まれています。慎重にこの封印を解きます。三日に開栓しているので今回は比較的楽に剥がれます。いつもの一合蛇の目猪口に五分目ほど注ぎます。やっぱり貧乏性で、並々とは注げません。とても綺麗に澄んでおり、色もまったく着いていません。

 上立ち香は、比較的華やかで心地よくメロンのように香ります。今回も石田屋と比べるとやや香り高い♪。もちろん邪魔になるようなものではなく、雰囲気の良い上品な香りです。

 含むと…、うっは~、綺麗!、そして丸い!。もちろんこの丸みは石田屋ほどではないが、約8ヶ月の斗瓶囲いで程よくこなれています。石田屋よりもやや凝縮されたような味の出方ながら、後半のさばけかたは驚くほど時間を使いません。酸を感じさせない美しい甘味はさすがです。

 もう一度注意深く含む。このさばけかた!。こ、これは、浜の大魔神と言われた、佐々木主浩さんのフォークボールだ!。いきなり視界から消えてなくなる。旨いっす。二左衛門、おそるべし。


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黒龍(こくりゅう)「純米大吟醸」二左衛門2017 データ

醸造元 黒龍酒造株式会社(福井県吉田郡永平寺町)
使用米 兵庫県東条産特A山田錦35%精米
使用酵母 蔵内保存酵母
日本酒度 +5
酸度 1.1
アミノ酸度 1.1
アルコール度 15度
仕込水 九頭竜川伏流水(軟水)
杜氏 畑山浩
製造年月 2017/11上
容量 720ml
価格 10,000円(税抜き)
購入 酒のきまた

黒龍(こくりゅう)「純米大吟醸」二左衛門2018 YouTube

黒龍(こくりゅう)「純米大吟醸」二左衛門に関するリンク

日本酒ガイド > 福井県 > 黒龍(こくりゅう)黒龍酒造株式会社

黒龍醸造さんオフィシャルサイト

黒龍(こくりゅう)「純米大吟醸」二左衛門に関するブログ

黒龍(こくりゅう)「純米大吟醸」二左衛門2020
福井県の黒龍酒造株式会社さんが醸す、黒龍(こくりゅう)「純米大吟醸」二左衛門2020を飲んだ感想。この高貴な青紫の色は、ジュリアンだ。澄んだ空気感までをも写し取るのは、ZEISSのマクロプラナーの仕事。本当に見せたい部分はシャープな描写。後は美しくボケる。

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