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黒龍(こくりゅう)「純米大吟醸」二左衛門2015

黒龍(こくりゅう)「純米大吟醸」二左衛門2015

 昨晩は福井県の黒龍酒造株式会社さんが醸す、黒龍(こくりゅう)「純米大吟醸」二左衛門2015をいただきました。

 ラインナップが一新されたので、何とかして入手し順に紹介していくシリーズ第九弾です。石田屋同様、今年もこのお酒を自宅で開栓し堪能させていただけるのは幸せです。開栓は元旦です。

 二左衛門は先日入手した最新情報では、毎年11月に5,000本の出荷だそうです。いいとこ取りした原酒をそのまま斗瓶に囲い1年熟成したものの中から、さらに厳選し調整してから出荷されます。石田屋は熟成酒ブレンドなのでBY表示できませんが、この二左衛門は26BYと言ってよさそうです。

 オフィシャルサイトの説明では…

最高級の酒米と清澄な水、そして蔵人の技と情熱で醸された香味豊かな大吟醸純米酒を斗瓶囲いし、独自の方法で熟成させました。上品でエレガントな香味に仕上がり、初代蔵元「二左衛門」を酒銘として命名いたしました。8~10°に冷やして新鮮な香りと旨みをお楽しみください。

 とあります。初代蔵元の名を冠するこの酒は屋号「石田屋」と共に黒龍のフラッグシップ双璧です。

 装いが昨年と比べると微妙に違います。石田屋の時にも書きましたが、帯封の文字が「黒龍 斗瓶囲」から「清酒 黒龍 斗瓶囲」になりました。

 上立ち香は、程よく心地よくメロンのように香ります。若干石田屋よりも華やかな印象ですが、飲み比べてようやくわかるほどの微差です。含むと、石田屋の時にも感じた甘味のメリハリ。酸と言うほどではないとしても、若干酸を意識した?熟成を意識したかのような力強さを感じます。しかしそこはさすがの黒龍のとびっきり。あくまで美しくまとまっており、引き締まったボディの去り際まで美しい。綺麗に引けていきます。

 もう一度注意深く含む。昨年よりも強めの押し出しながら、食が進んだことで幾分弱まり、寄り添います。中盤ではふっと軽くなったような印象を受けるのは、食とうまく絡み合うことでの化学変化の様。石田屋の方が微妙に甘いかなぁ?、その分微妙に切れる二左衛門でした。さて究極の選択。今回は二左衛門に軍配を上げたいと思います。旨いっす。


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黒龍(こくりゅう)「純米大吟醸」二左衛門2015 データ

醸造元 黒龍酒造株式会社(福井県吉田郡永平寺町)
使用米 兵庫県東条産特A山田錦35%精米
使用酵母 蔵内保存酵母
日本酒度 +5
酸度 1.1
アミノ酸度 1.1
アルコール度 15度
仕込水 九頭竜川伏流水(軟水)
杜氏 畑山浩
製造年月 2015/11上
容量 720ml
価格 10,000円(税抜き)
購入 酒のきまた

黒龍(こくりゅう)「純米大吟醸」二左衛門2018 YouTube

黒龍(こくりゅう)「純米大吟醸」二左衛門に関するリンク

日本酒ガイド > 福井県 > 黒龍(こくりゅう)黒龍酒造株式会社

黒龍醸造さんオフィシャルサイト

黒龍(こくりゅう)「純米大吟醸」二左衛門に関するブログ

黒龍(こくりゅう)「純米大吟醸」二左衛門2020
福井県の黒龍酒造株式会社さんが醸す、黒龍(こくりゅう)「純米大吟醸」二左衛門2020を飲んだ感想。この高貴な青紫の色は、ジュリアンだ。澄んだ空気感までをも写し取るのは、ZEISSのマクロプラナーの仕事。本当に見せたい部分はシャープな描写。後は美しくボケる。

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