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黒龍(こくりゅう)「大吟醸」しずく2016

黒龍(こくりゅう)「大吟醸」しずく2016

 昨晩は福井県の黒龍酒造株式会社さんが醸す、黒龍(こくりゅう)「大吟醸」しずく2016をいただきました。正月ならではの贅沢とびっきり!、黒龍四天王を順番に楽しむシリーズ第四弾です。

 しずくをおさらいしておくと、お酒の上槽(「もろみ」を酒粕と清酒に分離する)方法が、もろみを酒袋に入れ吊るし、滴り落ちてくる「雫(しずく)」を集めたことから名付けられています。圧力がほとんどかからないことから清酒に雑味成分が入らず、綺麗な酒質となります。現在でも鑑評会などの出品用のお酒はこの上槽方法が使われることが多いようです。

 入手困難な黒龍の極みの酒シリーズ四天王の中でも、年に二回(6月、10月)出荷されることから、その難度は下がっていると言われています。

 しかし、店頭に並ぶことは相変わらず稀で、取扱店と懇意にしつつ予約をしておく必要があります。

 濃色の機械式の瓶で、首から「大福帳」と書かれた口上が下がっています。ラベルは越前和紙で、シンプルに「しずく」と書かれています。パリの個展で有名な福井を代表する書家・吉川壽一氏の題字です。見る限り昨年との装いの違いはありません。

 口上には…、

大寒の凍てつく寒さの中での秘術をつくした吟醸造り、自然に滴り落ちる入魂の一滴から「しずく」と命名いたしました。容器は明治末より長い間使用された懐かしいアンティークボトル(機械口)を再現。吟醸のみが持つデリシャスな香り、滑らかな舌ざわりを本当に酒を愛する方に蔵出しさせて頂きます。

 とあります。滑らかな舌ざわりはいかに…。

 開栓直後は、やや揮発感が強く、味わいもチクチクしていたので数日置きデキャンタしていただきました。

 上立ち香は、華やかにマスカットを思わせるように香ります。芳香族を思わせる揮発感もまだ少し混ざっています。

 含むと、開栓直後が嘘のように落ち着き、口上通りの滑らかな舌触りになりました。いかにも綺麗な口当たりで、甘味は少な目ながらその分引き上げていくのもはやい。

 もう一度注意深く含む。ふるいにかけるどころか、裏漉ししたかのような滑らかさは、さすがの黒龍とびっきり。後からほんのり感じる甘味は、どことなく凜としていて上品ささえ感じます。legato(レガート)、途切れることなく滑らかな様は、絶妙なアーティキュレーション。旨いっす。

アーティキュレーション:(articulation)とは、音楽の演奏技法において、音の形を整え、音と音のつながりに様々な強弱や表情をつけることで旋律などを区分すること。


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黒龍(こくりゅう)「大吟醸」しずく2016 データ

醸造元 黒龍酒造株式会社(福井県吉田郡永平寺町)
使用米 兵庫県東条産特A山田錦35%精米
使用酵母 蔵内保存酵母
日本酒度 +5
酸度 1.2
アミノ酸度 0.9
アルコール度 15度
仕込水 九頭竜川伏流水(軟水)
杜氏 畑山浩
製造年月 2016/10下
容量 720ml
価格 5,000円(税抜き)
購入 酒のきまた

黒龍(こくりゅう)「大吟醸」しずく2018のYouTube

黒龍(こくりゅう)「大吟醸」しずくに関するリンク

日本酒ガイド > 福井県 > 黒龍(こくりゅう)黒龍酒造株式会社

黒龍醸造さんオフィシャルサイト

黒龍(こくりゅう)「大吟醸」しずくに関するブログ

黒龍(こくりゅう)「大吟醸」しずく2020
福井県の黒龍酒造株式会社さんが醸す、黒龍(こくりゅう)「大吟醸」しずく2020を飲んだ感想。美しい中に存在するテクスチャー。これはプリムラ・ジュリアンだ。プリムラの中でも薔薇咲きで、陰影が作り出すグラデーションも美しい。探ると、見えてくるZEISSマクロプラナーならではの質感。

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